舞台美術・舞台装置について

舞台美術について

私が言っている舞台美術とは主に次の4つに分類されます。
・舞台装置
・照明・映像
・音響
・小道具

Actingにも書きましたが、やはり高校演劇は作風やキャストの演技に注目しがちです。
しかし、そのキャストを支えるのがこの舞台美術であり、スタッフであります。
迅速な搬入や撤去。その場に応じた対応がよりよい舞台を作るのではないかと考えています。
また、撤去や搬入に関しても舞研はどのシステムがいいか考えています。

舞台装置について

舞台装置というのは、まず最初に観客の目にとまるものです。しかしあまりに目立ちすぎてはいけません。
キャストの演技、顔がしっかりと見えなければまず話になりません。しかし、時にして舞台装置は舞台の空気作りになるどころか、圧迫感で威圧してしまう、ぶち壊しにしてしまうものになってしますのです。
装置の置き方一つ、装置の工夫一つでこれらはすべて改善できるはずなのです。
本当にちょっとした工夫なのです。
もったいないのは、それをやらずに、妥協してしまうところだと思います。舞台装置をつくる技術は仕方ないとして、最後まで工夫して取り組むべきだと考えます。
なんだか、難しそうなのですが、簡単に言うと、

舞台装置は常に支える側であれ

ということなのです。目立ってはいけない。しかし、最大限舞台を支えるものでなくてはならないのです。

舞台装置の安全性についてお話ししましょう。舞台装置の基本は、安全性です。
簡単に壊れてしまうものや、重心がしっかりしていないものは舞台装置として危険なものではないでしょうか?
それがたとえ、どんなに作風にあっていたとしても。
簡単に壊れるもの・・・。
たとえば手で押さえると揺れる装置があるとします。
非常に危なっかしいです。その上に人が乗っかるもしくはよしかかるということが劇中であるならば、はっきり言ってやめた方が良いと思います。
たたいても、何をしても、倒れないしっかりしたものを作るべきです。
難しいけど。
簡単な工夫として、斜めにすじかいを入れるという手があります。かなり効果が上がります。
装置もしくはパネルのベニヤをキャストがどのように使うかということを考えて厚さを考えるという方法もあります。
また隙間には、シリコンを入れる・・・。など。
意外とちょっこし工夫するだけで強さは変わっていきます。そのちょっこしというのを怠らないようにするべきです。予算の都合もありますがね。

装置は一番仕込み、撤去の中で時間がかかります。装置に様々な工夫をすることによって、仕込み、撤去の時間を減らすことができると考えます。
まず平台。重さがかなりあります。(一般的に15kg程度)台車を使わせていただくというてもあります。また、平台を運ぶ人、平台を置くもしくは持ち上げる人(サポート)という風に分けるというてもあります。しかし一番良い方法は、なれるということです。
パネルに話を移しましょう。パネルは大きいものになると高さは3間、幅は8間という巨大なものまで出てきます。そうした学校に限って仕込み・撤去の時間は短いのです。なにか工夫しているに違いません。
パネルは人形立てと呼ばれるものにウエィト(おもり・しず)とよばれるもので固定します。
また、高さがある場合については、テグスを引っ張り上部を支える、もしくはバトンで固定という手があります。

では、撤去の時間がかかりそうなパネルをどのように早く回収すれば良いでしょうか。
人形立ての上手い利用がポイントです。人形立てを釘で固定しとくのではなく、蝶番で動くようにしておくとかなり楽になります。パネルと人形立ての位置が90度になる位置で蝶番を動かなくすれば良いのです。
パネルの下にローラーを付けるのも良いかもしれません。また、パネル通しをしっかり固定するのではなく、蝶番または、フックや鍵(名前が出てこない・・・)で固定すれば、かなり時間が省けます。

ほかの装置も様々な工夫により、仕込みや撤去は時間が節約されると思います。各校いろいろな工夫を見つけ出してください。その方が、絶対良いに決まっています。

舞台装置について長々と書いていきましたが、まだまだ書ききれない点がたくさんあると思います。
これからも照明や仕込みについて書いていきたいと思います。
これからの舞研の活動をよろしくお願いします。またご意見ご感想も是非よろしくお願いします。
文責・2008年度舞台空間研究所